2023年度第11回FUJITAブレインサイエンスセミナー
ヒトの睡眠はレム睡眠とノンレム睡眠から成る複雑な状態に進化し、レム睡眠中は夢という独特な意識状態を⽣成する。レム睡眠に関しては、その意義やメカニズムは⼤きな謎だが、レム睡眠が少ない成⼈はアルツハイマー病および認知症全般のリスクが⾼い。私たちはレム睡眠の意義の解明を⽬指し、マウスを⽤いた遺伝学的なアプローチをとってきた。
マウスのレム睡眠制御を担うニューロンを同定し、レム睡眠を操作できるマウスを作出した。その結果、レム睡眠は様々な⾏動に影響を及ぼすことが⾒えてきた。また、脳の⾎管系に着⽬したイメージングによるアプローチから、レム睡眠中に⽑細⾎管に⼤量の⾚⾎球が流⼊することを⾒出した。従ってレム睡眠は、⼤きく発達した⼤脳⽪質への⼗分な栄養や酸素の供給や⽼廃物除去に重要な役割を担う可能性がある。
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開催日 | 2024年3月22日 |
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分類 | 研究 |
演者 | 東京大学大学院 理学系研究科生物科学専攻:林悠 |
会場 | |
主催部門 | 精神神経病態解明センター |
担当者 | 池田彩乃 |
連絡先 | 2590 icbs@fujita-hu.ac.jp |