2023年度第10回FUJITAブレインサイエンスセミナー生理研・磯田昌岐


霊長類動物、特にマカクザル(以下、サル)は、社会的動物であるだけでなく、進化的にヒトと近縁で、ヒトと類似した脳機能構造をもつ。さらに、ヒトや類人猿のように、サルも鏡を用いた自己像認知が可能であることや、他者の誤信念理解につながる原初的能力を有することが示されており、社会的認知機能の神経機構を明らかにするモデル動物として適している。
発表者らは、2頭のサルを対面させて社会的認知機能の評価をおこなう実験パラダイムを世界に先駆けて開発するとともに、システム神経生理学的手法と神経路選択的操作手法を組み合わせて、自己と他者の行動関連情報が脳内でどのように処理されるのかを明らかにしてきた。 本セミナーでは特に、自己と他者の報酬情報の統合による主観的価値の形成と、他者の動作情報のモニターに基づく自己動作の制御という2つの側面に焦点をあて、それらの神経機構を概説する。


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開催日 2024年1月19日
分類 研究
演者 自然科学研究機構生理学研究所 認知行動発達機構研究部門:磯田昌岐
会場
主催部門 精神神経病態解明センター
担当者 池田彩乃
連絡先

2590

icbs@fujita-hu.ac.jp