人工シナプスコネクトによる神経機能回復 ー細胞外環境操作による治療応用の可能性ー
※必須区分:研究
演者:藤田医科大学 研究推進本部 精神・神経病態研究拠点 武内 恒成先生
脊髄・脳損傷機能回復に向けた研究においては、iPS細胞移植や神経伸長誘導の研究が推進されています。我々は再生外部環境を制御する視点から、軸索伸長の阻害因子であるコンドロイチン硫酸の発現抑制による神経再生(Nature Commun.Takeuchi et.al)を契機に、同じく神経細胞・シナプス外に存在するシナプスオーガナイザーに着想を得た人工シナプスコネクタ(CPTXと命名)による機能回復(Science, Suzuki et.al.)を進めてきました。CPTXは狙った神経を狙った箇所で接続可能とするものとして立体構造解析情報に基づいて創出した人工キメラ分子です。すべてのシナプス前部に局在するNeurexinとシナプス後部AMPA型受容体を人為的に架橋するCPTXのコンセプトからさらに加えて、さまざまな新規次世代型コネクター開発とその検証を現在進めています。これら臨床に繋げるため、創薬モダリティの検討、さらにはモデル動物回復でのリハビリテーション効果も外挿可能な運動解析とAI機械学習系の構築など、最近の展開を議論します。
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登録日時 | 2025年10月21日 17:00~18:00 |
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備考 | 必ず事前登録が必要です。 |
エリア | 豊明校地 |
会場 | 大学2号館10階1001とZoomのハイブリット開催 ※学外者はZoomのみ |
ログインURL | Web研修ログインページ |
対象者 | 大学、病院、研究、その他 |
資料 | |
主催部門 | 精神神経病態解明センター |
担当者 | 池田彩乃 |
連絡先 |
2590 icbs@fujita-hu.ac.jp |