第95回 保健学セミナー
演者:西大和リハビリテーション病院 生野公貴
私は理学療法士として臨床で勤務しながら大学院に進学し、博士課程を修了した後も臨床現場で働き続けています。大学院では、研究の一端を知れたおかげで、リハビリテーション医療における科学的根拠が不足していることに問題意識を持つようになりました。しかし、臨床現場では様々な問題により“臨床”と“研究”の溝が深く大きく、双方の利点が活かされていませんでした。この問題を解決すべく、当院では積極的に大学・研究機関との共同研究や人材交流を図っていきました。大学および研究機関との共同研究を実施して得られた成果を臨床実装し、日々の臨床をアップデートするという一連のプロセスをマネジメントすることで、この好循環が新たな臨床疑問を解決する動機に役立っていると感じています。臨床と研究の相互交流が臨床の発展に必要不可欠です。本セミナーでは、当院で実施してきた研究成果(電気刺激、姿勢制御)と臨床実装までのプロセスについて概説し、臨床と研究の相互発展を考えたいと思います。
► Googleカレンダーへ登録
登録日時 | 2023年12月12日 |
---|---|
備考 | 閲覧方法:ふじた学びばこ → → |
主催部門 | 大学事務局学務部大学院学務課 |
担当者 | 中川真里奈 |
連絡先 |
9051 hs-kyom4@fujita-hu.ac.jp |