2021年度第５回医学講演

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演者：大阪大学大学院医学系研究科　神経細胞生物学　教授　島田　昌一先生

演題：「運動が脳に与える効果」
開催形式：Microsoft Teamsを使用したオンライン配信
　　　　　(※事前申込みが必要。但し医学研究科の大学院生は申込み不要）
座長：藤田医科大学大学院　医学研究科　機能形態学
　　　教授　秦　龍二　先生
講演要旨：
運動は、循環器疾患、糖尿病、骨粗鬆症などに効果を示すが、運動は脳の情動
や認知機能にも良い影響を与える。活発な運動を行っているマウスでは、海馬
で新しいニューロンの産生が増加し、抗うつ効果や記憶学習能力が向上する。
我々は遺伝子改変マウスを用いた実験で、運動によって脳内で遊離が増加する
セロトニンが、海馬歯状回のGABAニューロンの5-HT3受容体を介して
IGF-1を放出し、神経新生を増やし、抗うつ効果を増加させることを示した。
この抗うつ機序は、抗うつ薬のSSRIによる抗うつ作用とは、異なるメカニズ
ムで、両方の系路を同時に刺激するとより強い抗うつ効果が得られることが
分かった。

＜申込方法＞
聴講を希望される方は、大学院学務課：med-7@fujita-hu.ac.jp
へ、所属、氏名、フジタメールアドレスをご連絡ください。
(申込者には後日、聴講方法等の詳細をメールでご連絡いたします)
※申込締切：10月15日(水)

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