第90回 保健学セミナー
演者:豊橋技術科学大学 機械工学系 柴田隆行
微細加工技術を駆使して、髪の毛(直径80µm程度)の1~2本分のサイズのマイクロ流路を作製し、手のひらサイズのチップ上で様々な化学・生化学分析や細胞の操作・分析・培養などを実現しようという研究が世界規模で盛んに行われている。本研究分野は、µTAS(Micro total analysis system)あるいはLOC(Lab-on-a-chip)と呼ばれている。本講演では、マイクロ流体チップテクノロジーの基礎を概説するとともに、バイオ・医療への応用展開の一例として、講演者が研究開発に取り組んでいるマルチプレックス遺伝子診断デバイスについて紹介する。本提案技術は、マイクロ流路チップに等温遺伝子増幅法(LAMP法)を実装することで、複数種類の標的遺伝子を1回の作業工程で同時・迅速・簡便に検査が可能な技術である。
► Googleカレンダーへ登録
登録日時 | 2022年12月5日 |
---|---|
備考 | 閲覧方法:ふじた学びばこ → 大学 → 大学院セミナー |
主催部門 | 大学事務局学務部大学院学務課 |
担当者 | 中川真里奈 |
連絡先 |
9051 hs-kyom4@fujita-hu.ac.jp |