マイクロ流体チップテクノロジーの基礎と応用
※必須区分:研究
演者:豊橋技術科学大学 教授 柴田 隆行 先生
感染症診断は、症状に基づき病原体を類推し検査対象を選択する手法から、Syndromic(症候群)testingにシフトしています。症候毎に推定される起因病原菌、ウイルスをあらかじめ選択し、サンプル中の標的核酸を網羅的に検出するものです。この背景を基に今回ご講演いただく柴田隆行先生は、マイクロスケールの流路をシリコン樹脂製のチップ上で制御する理論モデルを構築され、マイクロ流路チップ上に複数の反応容器を自在に配置できる理論を確立されました。この流体チップを応用したマルチプレックス遺伝子診断チップを本邦にて開発された等温遺伝子増幅法loop mediated isothermal amplification(LAMP)法と組み合わせ、流路に接続した容器(3μl)中で反応を行い、複数標的を1回の検査で検出可能としています。本法は、フレキシブルな設計に加え、サンプル量・試薬コストの劇的な削減、検査時間の短縮にも大きく貢献しています。
現在、「知の拠点 あいち」のプロジェクトにおいてこの研究シーズの製品化に向けて舵をきっているリーダーの柴田先生からマイクロチップテクノロジーの基礎についてかみ砕いてお話しいただけるようお願いしてあります。医療応用を含め興味深い話が拝聴できると思いますので、多くの学生、教員の参加をお待ちしています。
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登録日時 | 2022年11月11日 18:00~19:30 |
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備考 | |
エリア | 豊明校地 |
会場 | 1号館500人ホール |
対象者 | 大学 |
資料 | |
主催部門 | 保健学研究科 |
担当者 | 井平 勝 |
連絡先 |
井平 勝 mihira@fujita-hu.ac.jp |